令和2年度 丹波縄文の森塾10日目(2月20日)
令和3年2月20日(土)に10日目の縄文の森塾を開催しました。
午前のプログラムでは、まず、先月の森塾で切ったクヌギやコナラなどの木に、シイタケ菌を打ち込んでほだ木を作りました。インパクトドライバーで穴を開け、1本に約30個の種駒を金槌で打ち込みます。初めてのインパクトドライバーに戸惑いながらも、慣れてくるとスムーズに作業できるようになり、1時間ほどで30数本のほだ木が出来上がりました。そして、ほだ木をリヤカーに乗せ、檜林の中にあるシイタケ園まで運びました。来年春には沢山のシイタケが採れるでしょう。
続いて、今年度の森塾参加の記念に、ナナカマド、ヤマグワ、メグスリノキ、ヤマモモ、ユズの5本の苗木を植樹しました。各班で好きな木を1本ずつ選び植樹しますが、まず穴を掘って、赤玉土、腐葉土、培養土を入れて混ぜ、そこに苗を植えました。そして、鹿から苗木を守るためのネットを巻き、木の名前を書いた表示版を打ち込みました。やがて成長し、花や実を付け、沢山の小鳥や蝶が集まってくれることを期待しています。
お昼には、食事サポーターの皆さんが、黒豆ごはんとビーフシチューを作ってくれました。丹波の恵みが詰まった黒豆ごはんは大変美味しく、ビーフシチューも好評でお代わりする塾生が多く見られました。
午後のプログラムでは、杉本 義治先生の指導で竹トンボを作りました。まず、10数センチの竹の板を、小刀と紙ヤスリで薄く削ります。そして、中央部をろうそくの火で炙りひねりを加え竹トンボの羽を作ります。この時点で一度飛ばしてみて、うまく飛ばない場合はもう少し削って軽くしたり、ひねりの角度を変えたりして微調整します。仕上げに羽に絵を描いたり、色を塗ったりして個性的な竹トンボの完成です。出来上がると早速中庭で飛ばし、羽を追いかけて元気に走り回ったり、塾生どうしで飛ぶ距離を競ったりして、昔ながらの遊びを楽しみました。