令和5年度の丹波の森大学は修了しました。
昭和63年に、豊かな自然と文化を活かした丹波の地域づくりの指針である「丹波の森宣言」が採択され、これを受けて平成元年には、人と自然と文化が調和した地域づくりを目指す「丹波の森構想」が策定されました。そして宣言採択から30周年を迎えた平成30年には、宣言の理念をしっかりと受け継ぎながら、社会環境やライフスタイルの変化をふまえた、新しい丹波の地域づくりが始まりました。
丹波の森大学も、新しい時代のなかで個性豊かで、誰もが幸せに暮らせる地域づくり・環境づくり、そして、それを支える「もりびと」づくりのためのより深い学習と実践の場として生まれ変わりました。多彩な講師陣による講義と現地学習をまじえた講座を展開します。
令和5年度は「森のデザイン」を学習の基本テーマとし、下記のとおり受講生を募集します。
令和5年度事業
日 時 | 令和5年5月27日(土)~令和6年1月20日(土)全10回 |
場 所 | 丹波の森公苑または丹波篠山市民センター |
テーマ | 学習の基本テーマ「森のデザイン」 丹波の森の空間デザインや生活デザインの視点から、丹波地域の将来像を一緒に考えます。デザインというのは、モノや空間の形を決めることとは限りません。デザインは今、「社会的課題の解決」に資するものへと間違いなく広がっています。モノ単体の視覚的な良し悪しではなく、その背景にある関係性や仕組みが注目されています。 少子高齢化をはじめ多方面での課題が山積みしている日本では、その解決の糸口となるような価値を創出することが、デザインの役割なのです。地域をデザインすることは、そこに暮らす人々の生活を創造することです。丹波地域の実相を見つめ、将来を見据える取り組みにチャレンジしてみたいと思います。 |
定 員 | 60名(先着順) |
受講料 | 8,000円(学生は無料) |
募集期間 | 令和5年4月11日(火)~5月12日(金) |
申込先 | (公財)兵庫丹波の森協会 講座「丹波の森大学」事務局 |
申込方法 | 上記の受講申込書(PDF)を印刷し、必要事項をご記入のうえ、事務局まで持参いただくか、郵送またはFAXでお申込みください。 |
パンフレット 設置方法 | 丹波の森公苑、丹波年輪の里、ささやまの森公園、丹波並木道中央公園、丹波篠山市役所・ 各支所、丹波市役所・各支所、丹波篠山市民センター、丹波市各住民センターほか |
プログラム一覧
日時 | 会場 | 講義テーマ | 講師 |
---|---|---|---|
5/27(土) 開講式10:00~ 10:30~12:00 | 丹波の森公苑 多目的ルーム | 森の中のまちのデザイン | 関西学院大学建築学部教授 丹波の森大学学長 角野 幸博 |
6/3(土) 10:00~11:30 | 丹波篠山市民センター 多目的ホール | 【公開講座】 わかりあえないことから-コミュニケーションデザインについて考える | 芸術文化観光専門職大学学長・劇作家 平田 オリザ |
7/29(土) 10:00~11:30 | 丹波篠山市民センター 催事場1.2 | 神宿る森と暮らし方のデザイン | (公財)兵庫丹波の森協会丹波の森研究所特任研究員 大阪府立大学名誉教授 上甫木 昭春 |
8/19(土) 10:00~11:30 | 丹波の森公苑 多目的ルーム | 【公開講座】 森に寿命はあるか? —生命をデザインする | 兵庫県立人と自然の博物館名誉館長 東京大学名誉教授 岩槻 邦男 |
9/30(土) 10:00~11:30 | 丹波の森公苑 多目的ルーム | ・SDGsって何?「はりまホッププロジェクト」を通じて~ ・「つながり」(=ソーシャル・キャピタル)から“地域力”を読み解く | キタイ設計株式会社事業開発本部部長 (一社)建設コンサルタンツ協会環境配慮専門委員会副委員長 平櫛 武 ULAN環境工房代表取締役 丹波の森研究所登録研究員 上岡 典子 |
10/24(火) 現地学習 | 神戸市 | 【学外研修】 神戸市立森林植物園 | 六甲山の山並みを背景に世界の樹々を自然に近い形で植栽している植物園などを見学します。 |
11/25(土) | 丹波の森公苑 多目的ルーム | 風景が美しいと人は幸せになれる-地方が元気になるまちづくり- | 1級建築士 博士(工学・九州大学) 京都芸術大学教授 井口 勝文 |
11/1(水) 13:30~15:30 11/10(金) 13:30~15:30 12/5(火) 13:30~15:30 12/20(水) 13:30~15:30 | 丹波の森公苑 セミナー室 | ・やりたいことをなりわいにするには~SDGsミッションを語り合おう~ ・なりわいを持続可能なシステムにするには~SDGsの仕組みを利用する~ ・地域の暮らしに大切な「つながり」(=ソーシャル・キャピタル)の現状を考える ・グループ討議を通して地域力を読み解く | 【ワークショップゼミ形式】 AコースBコースに分かれて受講 ※ワークショップ(ゼミ形式)のコースは9月30日(土)の講義の中で概論を説明します。その後にコースを選んで受講して下さい。なお、コースの複数選択はできません。 Aコース:平櫛 武 Bコース:上岡 典子 |
令和6年 1/20(土) 10:00~11:30 閉講式11:30~ | 丹波の森公苑 多目的ルーム | ワークショップ報告 | 受講生からAコース・Bコースそれぞれのワークショップから報告します。ワークショップ講師より講評があります。 |
※プログラムの日程は、講師等の都合で変更することがありますので、予めご了承ください。
« 問い合わせ先 »
(公財)兵庫丹波の森協会
〒669-3309 兵庫県丹波市柏原町柏原5600
TEL:(0795)73-0933/FAX:(0795)72-5164