丹波の森公苑では、生物多様性保全に向けた豊かな里山づくりを推進するため、平成19年から里山のシンボルである国蝶オオムラサキの飼育に取り組み、平成21年から毎年、オオムラサキの放蝶を苑内の里山で行っています。
丹波の森公苑のオオムラサキ
公苑内での放蝶も13回を数え、オオムラサキの舞う姿も目撃されるようになりました。ただし、成虫は高いところを飛んでいるため、なかなか見つけることはできません。オオムラサキは幼虫で越冬するため、冬は生息調査をしやすい季節でもあります。
オオムラサキの越冬幼虫を探そう
令和5年3月11日に、「国蝶オオムラサキ越冬幼虫探し」を開催しました。当日は約50名の参加があり、オオムラサキの解説を聞き、飼育ケージ内で幼虫探しの練習をした後、里山で自然に繁殖している越冬幼虫を探しました。今年は、昨年より10頭も多い18頭の幼虫を発見できました。森公苑がめざしている「オオムラサキの舞う里山」「生物多様性のある里山」に近づいているのなら嬉しい限りです。
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(公財)兵庫丹波の森協会 丹波の森公苑 森づくり課
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